全身のだるさ

だるさは、肉体的、精神的疲労によって起こります。基本的には、その疲労を取り除けば解消しますが、だるさを引き起こす原因は疲労以外にいくつかあり、鑑別が必要です。

鑑別しなければならない疾患

・風邪等(ウイルス感染による) 
だるさ以外の症状・・・発熱、頭痛、咳嗽、嘔吐、下痢、腹痛
・重症筋無力症(抗アセチルコリンレセプター抗体、自己免疫疾患)
だるさ以外の症状・・・眼瞼下垂、複視、嚥下障害、呼吸困難、発語障害
・パーキンソン病(中脳黒質、ドーパミン異常)
だるさ以外の症状・・・筋固縮(歯車様の動き)、安静時の手の震え、突進現象、小刻み歩行
・リウマチ(自己免疫疾患)
だるさ以外の症状・・・朝の手のこわばり、3つ以上の関節の炎症、手首の変形、左右対称の関節炎
※だるさ以外の症状がある場合は、早期に医師の診断をお勧めします。

ホームケア…

肉体的、精神的疲労には、リラクゼーションが必要です。マッサージ、ストレッチ、入浴、睡眠など、代謝を促し、十分に休息する事をお勧めします。
※リラクゼーションでは、趣味を楽しむことも効果的ですが、没頭し過ぎると、疲労を起こす場合があるので注意しましょう。